復帰の長野も4回で交代 巨人は頼れる外野ゼロの異常事態
「得点は初回の阿部の犠牲フライ1点だけ。勝ったとはいえ、長野の長引く不振が得点力不足に拍車を掛けている」
巨人OBの評論家、高橋善正氏がこう言った。
鹿児島で開催された19日のヤクルト戦で巨人は初回に阿部の犠飛で先制した。先発の高木勇が二回の打席で右手に投球を当てて負傷交代したが、3日前に支配下登録されたばかりの2番手・篠原が三回から五回まで無失点。うれしい初登板初勝利を挙げた。
■マギーの外野転向も?
とはいえ、打線は8残塁、3併殺の拙攻。心配なのはここ3試合スタメン落ちしていた長野久義(32)である。この日「7番・右翼」でスタメン復帰を果たしたものの、1打席目を二ゴロに終わると、五回表の守備から退いた。打率.149でリーグワースト2位の極度の不振にあえいでいるが、高橋監督も「長野はコンディションの問題? まあ、そうですね」と多くを語らなかった。冒頭の高橋氏が続ける。