大胆不敵な足取り 樋田容疑者への懸賞金500万円はどうなる
約360キロ、49日にわたる逃走劇。逮捕された際の所持金は、わずか280円だった。
大阪府警富田林署から逃走した無職、樋田淳也容疑者(30)が先月29日、山口県周南市の道の駅「ソレーネ周南」で万引し、建物から出てきたところを女性警備員2人に声を掛けられ、窃盗容疑で現行犯逮捕された事件。樋田容疑者は逃走犯とは思えない大胆不敵な行動を取っていた。
樋田容疑者は逃走当日の8月12日夜、赤い盗難自転車を隣接する羽曳野市で乗り捨て、近くで盗んだ白い自転車に乗り換えた。それこそが山口までの逃走に使ったスポーツタイプの自転車だった。樋田容疑者の関与が疑われるひったくり事件の発生は2日後の14日を最後に途絶え、後になって、同日に兵庫県尼崎市のJR立花駅の駐輪場で、友人宛てのメモを自転車に挟んでいたことが分かった。