地下鉄サリン事件 「遺族の高橋でない生活をしたかった」

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 1995年3月20日に起きた地下鉄サリン事件から23年。今年7月、オウム真理教元代表の麻原彰晃(本名・松本智津夫)元死刑囚ら13人の死刑が執行された。事件によって、営団地下鉄(現・東京メトロ)霞ケ関駅助役だった夫・一正さんを亡くした高橋シズヱさんは、いま何を思うのか。

「私は麻原とそれ以外の死刑囚は、死刑の重みは違うと思っています。麻原はサリンで死刑執行してほしい。それくらい憎しみが大きいです」

 死刑執行の1カ月前、高橋さんはインタビューにこう答えていた。

 彼女は23年間、議員立法による「犯罪被害者等基本法」の制定やオウム真理教の犯罪の被害者を救済する特例法などのロビー活動のために奔走した。

 地下鉄サリン事件の発生当時は、被害者制度といわれるものはなかった。テロ事件で受けた健康被害、経済的な救済は彼女たちの活動で勝ち取ったものだ。またその損害を国が立て替えて被害者に支払い、国がオウム側に請求するシステムも初めてできた。

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