森山高至
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森山高至建築エコノミスト

1級建築士。1965年生まれ。岡山県井原市出身。岡山県立井原高から早大理工学部建築学科に進学し、88年に卒業。斎藤裕建築研究所を経て、91年に株式会社アルス・ノヴァを設立し、代表に就任。04年に早大政治経済学部大学院経済学修士課程を修了した。建築家として関わった物件は1000件以上。長崎県の大村市協定強建替え基本計画策定など、公共建設物のコンサルティングに携わるほか、マンガの原作などの仕事も手掛ける。主な著書に「非常識な建築業界 『どや建築』という病」がある。

駐車場不足と劣悪動線…豊洲市場での買い回りはほぼ不可能

公開日:

 11日の開場後に初めて豊洲市場に行く人は、まずそのアクセスに面食らうこととなるでしょう。

 豊洲市場のある臨海部は埋め立て地の島を橋でつないだ都市構造で、都心方面から南進する幹線道路は晴海通りしかない。同様に東西を貫くのが都道「豊洲有明線」。この2つの道路の交差点を右折すると豊洲市場が見えてきます。付近はかつて工場や倉庫街でしたが、この十数年間でタワーマンションが林立。2つの道路は既に多くの通過交通の要衝となっています。そこに豊洲市場開場により、新たに尋常でない数の車両と人が増加することになるのです。

 築地市場の来場者は1日4万人を超え、車両は2万台以上。大型トレーラーだけで1000台といわれています。各地からの荷物は市場の取引時間の制約もあり、延着は許されません。そのため、多くの大型車は市場近くに早めに到着し入場待機している状況です。豊洲市場周辺でも待機車両の列が車線を減らしてしまい、たとえ環状2号が通っても、周辺は早朝から大渋滞を招く恐れがあるでしょう。

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