ラジカル鈴木さん<5>91年にマックのⅡcxを300万円で購入

公開日:

 元の事務所の社長の背中から、仕事は断らないことを学んだ。紹介の紹介で話を受けると、どこでも話を聞きに行き、仕事につなげた。

「そうやって仕事の幅が広がっても、自分が描きたいイラストはなかなか描けませんでした。でも、仕事とプライベートの時間配分を自由に組めるのはフリーの醍醐味。それは大きくて、少しずつ時間を見つけては、自分が描きたいものを描くようにしていったんです」

 仕事が増えると、出入りする事務所も増える。1年ほどで元の事務所との関係が薄れていくと、その分、ほかの事務所との結びつきが強くなる。

「“なんでも屋”として仕事を頑張ったのがよかったのか、どこの事務所の方にも気に入られて、よく『ウチに来ない?』と社員の勧誘を受けました。中には、準社員みたいな感じで、社員旅行に連れて行っていただいたところもあったんです。その社長としては、“囲い込み”の一環だったのかもしれませんが、社員になることだけは丁重にお断りしました。受けてしまったら、どん底の拘束生活に舞い戻ってしまう。誘いを避けるべく、モチベーションを保つための作業が、自分のイラスト制作だったのです」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のライフ記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    M4~5級が異例頻発…南海トラフ地震「1~2年後」と専門家

  2. 2

    水道法改正の裏で…民間業者「水を止める」と住民“脅迫”

  3. 3

    志村けんの「酒・カネ・オンナ」68歳の優雅な独身貴族生活

  4. 4

    偶然なのか…「不適切入試」の医学部はなぜかブラック病院

  5. 5

    4K&8Kテレビの選び方は…両方導入したプロが基礎を解説

  6. 6

    「第2の貴ノ岩」の懸念も…貴乃花が置いていった7人の地雷

  7. 7

    家庭内でも孤立…貴乃花が妻と弟子にした“正座説教”1時間

  8. 8

    専門家が指摘…あおり運転は善良なドライバーもやっている

  9. 9

    冬巡業も数日間のみ 稀勢の里は1月場所休場ならジ・エンド

  10. 10

    46歳アンナが心配で…引退報道を一蹴した梅宮辰夫の胸の内

もっと見る