ラジカル鈴木さん<5>91年にマックのⅡcxを300万円で購入

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 元の事務所の社長の背中から、仕事は断らないことを学んだ。紹介の紹介で話を受けると、どこでも話を聞きに行き、仕事につなげた。

「そうやって仕事の幅が広がっても、自分が描きたいイラストはなかなか描けませんでした。でも、仕事とプライベートの時間配分を自由に組めるのはフリーの醍醐味。それは大きくて、少しずつ時間を見つけては、自分が描きたいものを描くようにしていったんです」

 仕事が増えると、出入りする事務所も増える。1年ほどで元の事務所との関係が薄れていくと、その分、ほかの事務所との結びつきが強くなる。

「“なんでも屋”として仕事を頑張ったのがよかったのか、どこの事務所の方にも気に入られて、よく『ウチに来ない?』と社員の勧誘を受けました。中には、準社員みたいな感じで、社員旅行に連れて行っていただいたところもあったんです。その社長としては、“囲い込み”の一環だったのかもしれませんが、社員になることだけは丁重にお断りしました。受けてしまったら、どん底の拘束生活に舞い戻ってしまう。誘いを避けるべく、モチベーションを保つための作業が、自分のイラスト制作だったのです」

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