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経済損失1兆円 “見本市会場”東京五輪使用は世界の非常識

 このまま開催して大丈夫なのか。「東京ビッグサイト」(有明)が、2020年東京五輪でメディアセンターとして使用されることで、多くの企業が出展する「見本市」が最大20カ月間も開催できなくなる問題。日本展示会協会の試算によると、経済損失は1兆円超というから驚きだが、そもそも、見本市会場を五輪施設に使うという発想自体が、世界の“非常識”なのである。

 見本市とは、家具や眼鏡、自動車部品といったあらゆるジャンルの企業の出合いの場。ビッグサイトでは年間302回開催され、来場者は1469万人にも上る。広告に費用を回せない中小零細企業にとって、自社製品をアピールする重要な場となっている。

 そんな貴重な商談の機会を潰さないよう、五輪開催都市は、慎重に会場を選定してきた。08年北京や12年ロンドン、16年リオ大会では、メディアセンターとしてはもちろん、競技施設に見本市会場を使用することは一切なかった。

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